【 息子の愛妻 第四話 はるき】





  第四話


 朝起きると、もう食事の用意ができていました。

 昨夜は、あれから里子さんのクリトリスを舌先でいじり、蜜壷にも舌を押し込んで、夜中まで、何度もかわいがってあげました。里子さんは大きな声で吠え、狂ったように腰を震わせていました。

 私も、里子さんに手でいじられ、口に咥えてもらって、里子さんの顔や口に何度も射精していました。シーツは里子さんの愛液でびっしょりで、そのままふたりとも裸で寝ていました。

 朝起きたとき、身体がベトベトしていたので、シャワーで洗い流しました。朝食は、息子がいるときは、私だけが和食で、息子夫婦はパンにスクランブルエッグやベーコン、サラダにコーヒーという洋食です。

 もちろん食事は里子さんが作ってくれるのですが、今朝のように、出張などで息子がいないときは、里子さんも味噌汁に焼き魚という私の好きなメニューを食べています。

 私くらいの歳になるとどうも洋食はなじめず、勤めていた会社の旅行などで朝食が和洋のバイキングのときは、必ず和食を食べていました。

 

 私が魚を食べていると、味噌汁を飲み終わった里子さんが、

「お義父さん・・・」

 と私をじっと見つめて言いますが、いつもと違って妖艶な感じで、ドキッとするものがありました。

「私と一緒にコンサート行きませんか?」

 内心、別の話を期待していた自分が恥ずかしくなりました。

「お友だちと行ってきたらいいじゃないか」

「いえ・・・お義父さんと行きたいんです。いやですか?」

「いや、そういう意味じゃないんだ。私でよかったらお供させてもらうよ」

「ありがとうございます、お義父さん・・・」

 里子さんは、ほんとうに嬉しそうにしていて、その様子を見ていると、私も心から幸せを感じることができました。

「何時に出かければいいのかな?」

「地下鉄で行くんですけど、午後1時開演ですから、12時に家を出ればいいと思います」

「じゃあ、少し早めのお昼になるね」

「はい。ちゃんと用意しますからご心配なく・・・」

 里子さんは、いつも以上にニコニコしていました。

 

 11時半には昼食を終えると、

「お義父さん、ちょっと着替えてきますね」

 里子さんは、自分の部屋に入っていきました。12時前に部屋から出てきた里子さんを見て、はしたなくも勃起してしまいました。

 身体にぴったりした薄い生地の白いブラウスで、ピンクのブラジャーが透けて見え、胸の膨らみもよくわかります。下は、鮮やかな赤のミニのタイトスカートで、どう見ても、ひざ上20センチはありそうです。

 ウエストのくびれやヒップの形がよくわかり、きれいな脚も晒されています。ほんとうによく似合っていて、いつもより丁寧な化粧が、よりいっそう里子さんの魅力を引き立てています。

「お義父さん、どうしたんですか?」

 見とれている私に向かって、里子さんが言います。

「いや・・・綺麗だなと思ってつい・・・」

「お世辞でも嬉しいです・・・いつも汚くてごめんなさい・・・」

「いや・・・そう意味じゃなくて・・・」

「うふふ・・・」

  私の胸は、少年のようにときめいていました。

「里子さんとこんなふうに出かけるのは、初めてだね」

「はい・・・たまにちょっと買い物に行く程度でしたから・・・」

「この年になって恥ずかしいけど、どきどきしてるよ」

「うふふ・・・私もです。きょうはお義父さんとの初めてのデートですから」

 

 地下鉄までの道は、近所の目もありますから腕を組むなどということはできません。目的の駅に着いてから、コンサート会場までは歩いて15分ほどの距離でしたが、その間は、恋人同士のように腕を組んで歩きました。

 コンサートは有名なオーケストラによるもので、見事な演奏はもちろんですが、里子さんと並んで座席に座っているだけで、幸せな気分でした。私が、里子さんの剥き出しの太ももに手を置いていると、里子さんも手を重ねていました。隣の客の目もあるので、それ以上のことはできませんでした。

「お義父さん、素敵な演奏でしたね」

「うん・・・出張延期の昇一に感謝しないとね」

「昇一さん、帰りは夜10時過ぎになるそうです」

「うん・・・」

「お義父さん。せっかくのデートですからちょっと歩きませんか?」

 コンサート会場を出ると里子さんが言いましたが、もちろん私もすぐに帰るつもりはありません。

「せっかくここまで来たんだから、買い物でもしようか・・・」

「はい・・・最高級のダイヤの指輪と、ブランドバッグを買ってください」

「それに豪華なディナー・・・私に任せておきなさい」

「頼りにしてます、お義父さん・・・」

 

 歩き出すと、里子さんのほうから腕を組んできました。私も里子さんのきれいな手を握ると、里子さんもしっかりと握り返してきます。

「お義父さん、私たち周りにはどう映ってるんでしょうね」

「そりゃ、美女と野獣に決まってるだろう?」

「私が美女・・・ですか?」

「もちろんさ」

「じゃあ、お義父さんは、羊の皮を被った狼ということで・・・」

「里子さんは、古い言葉を知ってるねぇ・・・」

「おばさんですから・・・」

「じゃあ、私はおじいさんだな・・・」

「チョイ悪おやじ・・・ですよ」

「いや・・・すご悪じじい・・・だな・・・」

「たしかに・・・そして私は、不良主婦・・・」

「こらこら・・・里子さん」

「うふふ・・・」

 

 にぎやかな通りを歩いていると、すれ違う男たちが、私たちを見ていきます。いや、正確には、里子さんを見ていくといったほうが当たっているでしょう。美人で抜群のスタイル、それを見せつけるかのようなピッタリしたブラウスにミニスカートですから、見るなというほうが無理でしょう。

 あからさまに、里子さんの身体を舐めるように見ていく男もいます。里子さんを視姦しているのでしょう。すれ違ったあと、後ろを振り返っているのも感じられます。ストーカーのように、ぴったりと後をつけてくる男もいるかもしれません。

 派手な服装で、綺麗に化粧した女性ばかりのこの場所でも、彼女たちでさえ、里子さんの可憐な美しさの前では、単なる引き立て役にしかすぎません。それほど、里子さんは光り輝いています。里子さんのような美人と腕を組んで歩いている自分が、誇らしいようでもありました。

「里子さん、あの店なんかどう?」

「ほんとうにいいんですか?」

「私に任せるんじゃなかったの?」

「はい・・・」

 目についた高級ファッション店に入り、里子さんと一緒に女性用下着を見ていました。私は、里子さんに似合いそうなTバックのショーツと、紐だけのショーツを見せました。

「お義父さん、こんなの、いくらなんでも履けません」

 私は、かまわず揃いのブラも持って、レジに向かいました。

「お義父さん。すみません、ふたつも・・・」

 店を出ると、里子さんが申し訳なさそうに言います。

「いいから・・・」

「それに、けっこうな値段だったし・・・」

「いいから、いいから・・・私だけに見せてくれればいいんだから・・・」

「もちろん、昇一さんには見せられません」

「いいじゃないか・・・昇一が見たら腰を抜かすかもな」

「・・・」

「いや、逆に興奮して里子さんを襲ってくるかもしれないな・・・」

「お義父さん・・・」

 里子さんが、斜め下からわたしを軽くにらむようにしている顔も、私の官能を揺さぶります。

「夕食は何がいいかな?」

「お義父さんにお任せしてありますから・・・」

「そうだったね・・・」

 たまたま、イタリア料理の看板が見えたので、そこに入りました。

「いらっしゃいませ・・・」

 応対に出たボーイが、里子さんの身体を上から下まで見つめていました。その間数秒だったと思います。

 そして、

「おふたりさまですね」

 私のほうをチラッと見て、

「こちらへどうぞ」

 先に立って、席に案内してくれましたが、

(こんな美人が、このおやじに抱かれてヒィヒィ言っているんだろうか・・・)

 背中が、そんなことを言っているようでした。


 つづく

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