【 由美と美弥子  Mikiko 】





  第三十九話

 「あぁ……。いい臭い」

 女教師の尻の動きが、いっとき止まった。美弥子の頭を押さえつけながら、何かに思いを集中しているようだった。

 次の瞬間、女教師の性器と美弥子の顔の間から、熱い液体が溢れ出た。尿である。女教師は、美弥子の顔を性器に押しつけたまま、排尿を始めたのだ。

 美弥子は激しく藻掻いた。しかし、逃れるために起ち上がることは出来なかった。間歇的に襲ってくる便意のため、便座から尻を上げることができないのだ。

 口を閉じていると息が出来ず、嫌でも口が開く。尿は、容赦なくその口から入り込んだ。尿が潤滑液となり、美弥子の顔は女教師の性器をぬるぬると擦った。

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 女教師の声がさらに高まった。

 噴き零れる尿が、美弥子の喉元から胸までを熱く濡らした。女教師の声が更に高く細らみ、切れ切れになった。

「あっ。……。あっ。……。……あ」

 頭を押さえつける力が弱まってきた。高まりが頂点に近づいているようだった。

 排尿は、まだ続いていた。美弥子は新鮮な空気が吸いたい一心で、頸を縦に振り上げた。堅い鼻先が、女教師の陰核を思い切り潰し上げた。

「くっ」

 女教師は呻くような声をあげると、美弥子の髪を握りしめた。全身が硬直していた。

 髪を掴まれている指から力が消えた。ようやく美弥子は顔を抜き上げた。美弥子を見下ろす女教師の顔には、表情が無かった。

 半開きの目は、もう何も見ていなかった。瞳が反転し、白眼が剥き出しになっていたのだ。

 女教師は四肢を痙攣させながら、ゆっくりと後ろに傾いていった。水タンクに載せてあった片脚が落ちる。惰性で、女教師は意識の無いまま後ろに歩んだ。

 後頭部が扉を打つ。同時に打ちつけられた背中が、ずるずると扉を下がっていく。性器からは、まだ尿が滴っていた。

 両脚をMの字に開いたまま、尻が床に付いた。床は、自らが撒き散らした尿で水浸しだった。女教師の尻は床の上を滑り、背中がそれに続いた。
 
 女教師の下半身が、ずるずると美弥子の前に送り出されて来た。




  第四十話


 女教師は、頸をわずかに扉に預けた仰向けの姿勢で動きを止めた。美弥子の目の下に、女教師の下腹部があった。

 無毛の股間の中心で、陰唇が大きく捲れている。陰唇は血を吸った蛭のように膨れ、そこだけが別の生き物めいて、まだぴくぴくと動いていた。

 美弥子の脳裏に、母親の性器が再び蘇った。父の陰茎を咥えて赤く捲れ上がっていた母の陰唇が、真下に見える女教師の陰唇と重なった。

 美弥子の性器は、既に熱を持っていた。陰唇から溢れ出た膣液が肛門まで伝い、便器の水溜まりに雫となり滴るのが判った。

 もう我慢できなかった。美弥子は大きく股を割った。自らの性器に手の平を圧しあてる。絞るように包み、思い切り揉み立てる。獣の声が噴き上がった。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 勃起した陰核を根元まで剥き上げ、指の腹で狂ったように擦る。

「あう。あう。あうっ」

 陰唇から噴き出た膣液が飛沫となって散った。熱い白濁液に美弥子の太腿が濡れていく。

 美弥子の指の動きが更に速くなった。顎が上がり、半開きとなった唇から涎が溢れ落ちる。顔に残る尿の滴りが口に入った。頚が前に倒れ、尿の混じった涎が零れ落ちる。涎は糸を引いて伸び、女教師の陰唇に呑み込まれてゆく。

 美弥子の腹の底に、マグマのような熱い固まりが生まれた。みるみる尻全体に広がっていく。尻が溶けるようだった。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。来るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。来る!」

 灼熱のマグマが脊髄を噴き上がった。後頭部で爆発する。美弥子の身体が跳ね上がった。美弥子の顔から、表情が消えていた。

 見開いた瞼の中に、瞳は無い。美弥子の身体が、ゆっくりと後ろに崩れてゆく。水タンクの上に後頭部が転がった。断末魔を思わせる痙攣の中、静かに排尿が始まった。徐々にその水流が強まる。

 姿勢を崩した美弥子から溢れる尿は、噴水のように噴き上がった。尿は便座を越えて飛び散り、女教師の性器に降り注いだ。再び美弥子の肛門が開くと、熱い軟便が、尻たぶを汚しながらぼたぼたと零れ落ちた。



 つづく

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